研修旅行 ~規律・協力の大切さを学ぶ~

笑顔で集合写真(GC 本社にて)

笑顔で集合写真(GC本社にて)

 2年生(45回生)は11月24日( 火)・25日(水)の1泊2日の行程で、東京方面へ研修旅行に行った。1日目は、新幹線で新神戸から東京へ行き、バスでディズニーアンバサダーホテルへ移動し、ディズニーが主催しているアカデミー研修を受講した。
 この研修の目的は、実際にディズニーリゾートで働いているキャストのかたから、コミュニケーションスキルを学ぶことである。ひとりひとりが働く上での役割を理解し、お客さまに満足していただくためにはどのように努力すべきか、また、よりよい人間関係を築くにはどうしたらよいかをディスカッションも行いながら研修した。研修の中では、実際に行っているディズニーリゾートでの行動基準やディズニー流のコミュニケーションのポイントを学んだ。コミュニケーションには、①言葉によるコミュニケーション、②言葉を使わないコミュニケーションがあり、①には、あいさつ・言葉遣い、②には表情、視線、しぐさ、距離が含まれる。このコミュニケーションツールを意識しながら上手に使うことで、相手にプラスの印象を与えることができる。また、より良い人間関係を築くためには、気付く、考える、行動する、振り返ることが大切である。歯科衛生士は患者を相手にする仕事なので年齢も性別も感じ方も違うさまざまな患者に対し「相手の立場に立つ」という考えにたち、シンプルで当り前のことを丁寧に実践することが必要であると学んだ。研修後には、ディズニーシーに入り、キャストがどのようにゲストとコミュニケーションをとっているか、どのようなおもてなしをしているのかを実際に見ることができ、学生も実際の場面をいつもとは違った視点で見ることができたのではないかと思う。
 2日目は、株式会社GC本社で歯科材料の講義・セメント練和の実習の研修を受講した。館内見学では最新の歯科材料やデンタルチェアーに触れることができ、初めて見る物も多く、学生も興味を持って積極的に参加した。
 研修旅行では、学校での様子とは違う学生の一面を見ることができる。集団行動では、決められたルールや時間を守り、周りに対し気遣いをする姿が多く見られた。全員が気持ちよく動くためには、規律を守り協力することが大切であることを経験できたように思う。
 また、学生間の親睦も深まり、楽しそうな学生の笑顔を見ることができたことも貴重な経験となった。45回生も、今回の研修旅行を通して、人間的にも、社会的にも、ひとりひとりが成長できたのではないかと感じた。
(専任教員 小林亜樹)