消火訓練

　本校では、11月11日（水）に消防訓練を実施しました。これは消防法で定められており、年に1回行う大事な訓練となります。

　訓練は、第2実習室（2階）からの出火という設定で、火災発見者が周囲に火災を大声で知らせます。その後、火災ベルが鳴り、教員2人が消火器を持って移動、出火場所の確認をし、初期消火をします。現場の確認ができた後、非常放送で火災発生場所が全館に放送され、消防署（119番）に連絡を入れます。学生は出火場所から離れ、教員誘導で避難を2階、3階非常階段から開始します。冷静、かつ迅速に避難し、最終集合場所は歯科医師会館東館地下駐車場です。避難が終わると点呼を行い、各クラス・学年で全員揃っているかの確認をして、自営消防隊長に報告をして避難終了となります。

　避難終了後に水消火器を使っての消火訓練も行いました。会館管理会社のかたに消火器の取り扱いの説明をしていただいた後、各学年の代表が消火訓練に参加しました。消火器を使用することが初めてという学生がほとんどで、なかなか自分が思った所に水を当てるのは難しかったようです。

　訓練終了後、神戸市中央消防署の佐藤消防士長から火災の原因や予防について事例を交えてお話していただきました。火災警報器の必要性や、いざという時に消火器の場所や使用方法を知っているということが、時に命に係わるほど大切であるということを再認識し、消防訓練は終了となりました。

　消防訓練の後、学院にある各箇所の消火器・消火栓・避難経路を確認したらスタンプを押すというスタンプラリーを行いました。屋上の避難はしごと2階から1階に降りる吊り下げはしごは、高さもあるので教員が立ち合い確認させました。学生はスタンプを押しながら、避難経路・避難器具が再確認できたと思います。

スタンプラリー

　消防訓練と避難経路の確認は1時間ほどで終了しましたが、普段の生活の中でいつ火災や災害が起こるかわかりません。教員としても、万が一の時には冷静に判断し、お預かりしている大切な学生を迅速に安全な場所へ誘導する責任があります。今後も毎年、必要な訓練として大切な時間にしていきたいと思います。

（専任教員　阪本　薫）