第33回国家試験 ~全員合格へ向けて~

 3月3日(日)に、第33回歯科衛生士国家試験が行われ、3年生(52回生)78人全員が無事に受験することができました。
 本校では1、2年次から国家試験対策の一環として、問題解答の熟知と学習方法の習得を目指し、間違った問題については自分で解説をまとめる完全解答を行っています。3年次では、臨床実習が中心となりましたが、10月からは月に1度模擬試験を実施し、国家試験に向けた対策も並行して行いました。臨床実習期間中に模擬試験を行うことで、座学で得た知識と臨床現場での経験が結びつき、学生の記憶に残り、模擬試験の成績を伸ばすことにも繋がっていました。
 臨床実習終了後、12月から本格的にスタートした国家試験対策では、まず自分の苦手分野を把握するために問題集や過去問題を解き、科目ごとの解答率から自分の苦手科目を確認することから始めました。また、間違った問題は復習・完全解答をすることで、少しでも苦手な問題を減らすように取り組みました。
 年が明けて1月からは、1、2年次にお世話になった講師の先生がたに、国家試験に向けた集中講義をしていただきました。そこでは、昨年中に確認した自分の苦手科目や分野をしっかりと身に付ける時間となりました。
 例年、この時期になると学生の「合格したい!」という思いが強く感じられ、勉強に熱心に取り組む姿が多く見られました。その姿に教員もサポートしたい気持ちがさらに強まり、1点でも多く点が取れるように、補講に力を注いできました。国家試験日が近づくにつれて、不安を漏らす学生もいましたが、今まで頑張ってきた自分の力を信じて試験に挑むよう励まして、見送りました。
 まずは学生が揃って受験できたことに、ほっとしていますが、一人一人が全力で挑んだ結果が「合格」という形で返ってくることを期待し、教員一同、全員合格を心から祈るばかりです。
(専任教員 清水 敬江)