第49回学院学会を開催 ~学び続ける大切さを身につける~

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会場の様子

 9月4日(日)に兵歯会館5階ホールで第49回学院学会を開催しました。

 今回は、向 康子神戸市保健福祉局健康部健康づくり支援課歯科衛生士(本校8回生)による「神戸市保健所における歯科保健事業について」、小林容子西畑歯科医院(北区)歯科衛生士(本校34回生)による「青年海外協力隊の活動の中で、歯科衛生士として感じたこと」、そして、特別講演として、今井一彰みらいクリニック医師の「口呼吸の怖さを知ろう~あいうべ体操で鼻呼吸生活~」の3演題をご講演いただきました。

 向歯科衛生士からは、行政で働く歯科衛生士の立場から、ライフステージに応じたさまざまな事業内容をご紹介いただきました。歯と口を守ることが全身の健康づくりに繋がること、そしてそれを発信することが行政で働く歯科衛生士の役割であることをお話いただきました。

 小林歯科衛生士からは、青年海外協力隊の活動経験をお話いただきました。設備の整っていない国でいかに工夫しながら歯の大切さを伝えていくかを動画、写真、実体験を含めながらお話いただきました。

 そして、今井講師のご講演では「息育」の大切さを学びました。正しい呼吸が、生涯にわたって健康を維持することに繋がるということを教えていただきました。学生が参加する場面も多く、笑いの溢れる、楽しい講演会となりました。すぐに使える「あいうべ体操」をさっそく実践してみる!!という学生の声も多くあがっていました。

 初めて「学会」というものに参加した1年生も多く、ピリッとした会場の雰囲気に緊張をしている学生も多くいました。2年生は、臨床科目の講義が始まってきており、講義とリンクする部分も多く、非常に興味深く聴講することができたのではないでしょうか。3年生は、現在臨床実習期間中であり、卒業生の話を聞いて、歯科衛生士の求められる活躍の場の広さを実感し、卒業後の自分の姿や目標がイメージできたのではないでしょうか。

 卒業後活躍する先輩の姿は、在校生にとってとても励みになり、良い刺激となります。歯科衛生士に求められる役割は多岐にわたってきており、卒業してからも自己研鑚が必要となってきます。

 学生には、このような学会を通じて、学び続けることの大切さも身につけてもらえたらと思います。

(専任教員 小林 亜樹)