盛り上がった謝恩会風景

　3月9日(土)卒業式が挙行され、41回生75人が巣立っていきました。

　とても手のかかる学生たちでしたが、国家試験前の必死に頑張る姿は愛おしく、応援せずにはいられませんでした。卒業式できれいに着飾り、感極まって涙ぐむ彼女たちの成長した姿をみると嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑な心境でした。彼女たちの活躍を教員一同、強く願った一日となりました。

　しかし、余韻に浸る間もなく、翌週からは昨年4月に入学した43回生のプレ臨床実習への準備が本格的に始まりました。1年間の学習を終え、2年生に進級するとプレ臨床実習が4月15日から始まります。昨年度は「臨床科目を習っていないため、実習の時期が早いのではないか」、「調べるための教本が必要ではないか」といった意見をいただきました。そこで改善できる点を見直し、オリエンテーションを充実させるよう計画しました。2年次に使用する教本は新教本から最新教本への移行期でもあったため、プレ臨床実習後に購入していましたが、1年次2月に購入することにしました。また、実習課題も学生が取り組みやすいように見直しました。プレ臨床実習の目的は、２年次に習得する臨床科目を目で見ておくことによってその後の学習理解を深めること、実習生としての基本的な態度を身につけること、そしてコミュニケーション能力を養うことの3つです。これらの目的がはたせるように、しっかり準備を整えていきたいと考えています。実習を引き受けて頂いている歯科医院の院長先生はじめスタッフのかたがたにはご負担をお掛けしますが、ご指導宜しくお願いいたします。

プレ実習帳

　4月10日には入学式があり、本年度も多くの新入生を迎える予定です。学生たちにとっては毎日が歯科衛生士に繋がる一歩です。しっかりと歩み出せるよう、私たちも厳しさの中に愛情を持って日々学生指導をおこなっていきます。

(教務副主任　上原知里)