会長あいさつ

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澤田隆

一般社団法人 兵庫県歯科医師会

会長 澤田 隆

皆様もご存知と思いますが、2019年の我が国の65歳以上の人口比率(高齢化率)は28.4%となり100歳以上の人口は7万人を超えています。1965年(昭和40年)と比べてみますと、当時の高齢化率は6.3%で、100歳以上の人口はわずか198人に過ぎず、この約50年間で急速に我が国の高齢化が進んでいます。

さて、「寿命」には「平均寿命」と「健康寿命」の2つがあることはお分かりのことと思います。昨年に厚労省が発表した2018年の日本人の「平均寿命は」女性 87.32歳、男性81.25歳で、世界のトップクラスの長寿国になっています。しかし、「健康寿命」(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、「平均寿命」より女性で約12年、男性で約9年も短くなっており、この間は医療や介護等のお世話になっていることが考えられます。そしてそれに伴う国民医療費も伸び、今後の社会保障制度の存続に警鐘が出されています。

「人生100年時代」「生涯現役社会」などの単語が日常的に使われるようになっていますが長生きしても健康で自立した生活を送れないと意味はありません。

そこで、政府は2040年までに男女とも健康寿命を3年延長させることを提言し、兵庫県も県民の健康寿命の1年延長を目指しています。

従って、兵庫県歯科医師会も兵庫県民の健康寿命延伸に向け、歯科医療・保健の立場から全力を挙げて取り組んでいます。

ご承知の「8020運動」(80歳で自分歯を20本持とう)の達成者は1993年ではわずか7%でしたが2012年では38.3%となり、2018年は52.1%と過半数を超え、国民運動として大きな成果をもたらしました。

ご高齢でもご自分の歯で美味しく食事をしている方は、活動的でお元気です。もちろん歯が無くても義歯でしっかり噛める方は同じです。

この噛む力の維持は今後の健康寿命の延伸に大きく影響を及ぼすものと各方面から注目されています。また、口腔と全身の健康が密接に関連していることが多くのエビデンスと共に示され、国の最近の医療政策や健康政策の重要な方針の中に、歯科保健医療の重要性についての記載が多く見られています。

最近、加齢により心身機能が低下し健康と要介護の中間にある状態を「フレイル」と呼び、その予防が叫ばれています。ここで注目すべき点は、この「フレイル」の前駆症状は、「噛めない食品が多くなった」、「むせ易くなった」、「滑舌が低下した」など、口腔の症状に現れるということです。

これを、口腔機能の低下、即ち「オーラル・フレイル」と呼んでいます。

兵庫県歯科医師会は、「フレイル」のバロメーターは口にあり、若さと健康のカギは「噛む力」にあると考えています。従って、今後、「8020運動」とともに「オーラル・フレイル予防」を新たな県民運動に展開させていかねばならないと思っています。

県民の皆様の生涯を通しての健康の保持増進は兵庫県歯科医師会の重要な使命です。そして、兵庫県の歯科保健・医療が県民の皆様の健康寿命を延伸させるキーポイントでもあります。全国一の健康県を目指して兵庫県歯科医師会は活動を続けます。

皆様には「噛めること」と「噛む力」の大切さを是非見直して下さい。

歯と口腔に関する疑問点等がありましたら、このホームページを訪ねて頂き、健康情報をご覧になりご自分やご家族の皆様の健康管理にお役立て頂ければ望外の喜びでございます。

お役立ち情報

いつまでも丈夫で元気な歯でいるために今からでもできる事など正しい知識や最新の医療情報をご紹介いたします。

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