菅 敬江(本学院41回生)

 私が歯科衛生士という職業に興味を持ったのは、高校時代の就職説明会でした。特にやりたいこともなく、とりあえず資格を取って安定した仕事に就こうと思い、歯科衛生士を目指しました。学院に入学して、大変なこともたくさんありましたが、先生方や友達に支えてもらい、3年間を過ごすことができました。ここで出会った友達は、今でもかけがえのない存在になっています。
 元々、強い想いもなくて歯科衛生士になりましたが、臨床で様々な経験をしたことで、歯科衛生士の仕事にやりがいと誇りを強く感じるようになりました。患者さんとの信頼関係が構築されると、感謝に繋がることを身をもって経験しました。患者さんからの言葉で「ありがとう」「あなたに担当してもらえてよかった」「次もあなたが診てね」、これらの言葉は何よりも嬉しくて、今でも心に残っています。
 歯科衛生士は、やりがいがあって素敵な仕事であることを後輩である学生にも知ってもらいたいと思い、今は専任教員として学生教育に携わっています。歯科衛生士としての喜びを1人でも多くの人に感じてもらいたいです。

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