美術鑑賞 ~美の感覚を養う~

44回生 Aクラス

44回生 Aクラス

 本校1年生 (44回生) が、10/23 (水) Aクラス・10/30 (水) Bクラスの日程で兵庫県立美術館へ美術鑑賞の校外学習に行きました。

 入学後初めての校外学習で、制服に身を包み少し緊張した表情の学生が新鮮でした。美術館の前で集合写真を撮り、一角をお借りして講師の関本先生からご講話をいただいた後、観覧しました。

 鑑賞時のマナーとして、静かにゆっくりと見て回り、立体作品には作品の前にラインが引いてあり、ラインよりは近付かないようにします。普段、団体になると騒ぎがちな学生ですが、マナーを守りしっかり鑑賞できました。

 神戸出身の小磯良平さんと金山平三さんの記念室が常設展示され、兵庫県立美術館を建築・設計された安藤忠雄さんの作品も観覧することができました。また、実際に触って感じることのできる「近いかたち・遠いかたち」という企画展では、色彩の美しさと表面の質感を同時に感じることができ、今まで感じたことの無い不思議な感覚になりました。いろいろな材質の作品があり、仕事の時に指先の感覚が大切になってくる歯科衛生士にとって、手から感じる感覚を養うことのできるいい機会だったと思いました。そして、視覚に障がいがある方でも美術鑑賞ができるのだということを知りました。

 学生は個々に大きな作品や複雑な作品の前では立ち止まってゆっくりと眺めたり、興味を持った作品では作品の説明をじっくりと読んだりと、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。

 関本先生の「美術にはこう感じないといけないという正解はない、自由に感じて欲しい。そして、美の感覚を養ってもらえたら嬉しい」というお言葉が頭に残っています。

44回生 Bクラス

44回生 Bクラス

 患者さまの口腔内を美しく保っていくことは、歯科衛生士の大切な仕事です。今回の美術鑑賞で感じたことを大切にして、今後、歯科衛生士の勉強をしていくうえで、また、歯科衛生士になってからも、自由な発想を持ち、あらゆる角度から物事を判断していけるような歯科衛生士になってもらいたいと感じました。

 女性としていつまでも美意識の高い、心の美しい歯科衛生士でいてほしいと思いました。

(専任教員 都田結衣)