消防訓練 ~火災は最初の消火が大事~

水消化器の訓練

水消化器の訓練

 本校では、10月17日 (木) に消防訓練を実施しました。これは消防法でも定められており、本校でも年に1回行う大事な訓練となります。

 訓練は、第2実習室 (2階) からの出火という設定で、火災発見者が周囲に火災を大声で知らせます。その後、火災ベルが鳴り、教員2人が消火器を持って移動、出火場所の確認をし、初期消火をします。現場の確認ができた後、非常放送で火災発生場所が全館に放送され、教員が消防署 (119番)に連絡を入れます。学生は出火場所を考えながら、教員誘導の元で避難をそれぞれ1階、2階、3階非常階段より開始します。避難し、最終集合場所は歯科医師会館東館地下駐車場となります。避難が終わると、点呼を行い、各クラス・学年で全員揃っているかの確認をして、自営消防隊長に報告をして避難終了となります。

 避難終了後に水消火器を使っての消火訓練も行いました。消火器の取り扱いの説明をしていただいた後、各学年の代表者5人が消火訓練に参加しました。消火器を使用することが初めての学生もおり、なかなか自分が思った所に水を当てるのは難しかったようです。

 訓練終了後、田中校長より全体の総括があり、消防訓練は終了となりました。

 消防訓練の後、学院にある各箇所の消火器・消火栓・避難経路を学生に確認させるため、各箇所にスタンプを置き確認したらスタンプを押すというスタンプラリーを行いました。屋上の避難はしごと2階から1階に降りる吊り下げはしごは、高さもあるので教員が立ち合いスタンプを押していきます。学生はスタンプを押しながら、避難経路・避難器具が再確認できたと思います。

 消防訓練の実施にあたり、事前の点検や資料の準備など管理会社のかたを中心にたくさんの方に協力していただきました。お忙しい中、訓練当日も職員対象に防災盤の使用方法や、消火器の説明をしてくださり、ありがたく思いました。

 消防訓練と避難経路の確認は約1時間ほどで終了しましたが、普段の生活の中でいつ火災や災害が起こるかわかりません。教員としても、万が一の時には冷静に判断し、たくさんの学生を迅速に安全な場所へ誘導する責任があります。今後も毎年、必要な訓練として大切な時間にしていきたいと思います。

(専任教員 角田安佳梨)