歯と口の健康週間 ~3年生に向けての課題~

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イベントにて

 本校では2年次に6月の歯と口の健康週間に合わせて、6月1日から16日まで幼稚園・保育所、小学校、高齢者施設に小集団指導へと赴き、期間中の6月4日には郡市区歯科医師会のイベントに参加させていただきました。
 今年度は47回生(2年生)が1年次1月から、各担当グループに分かれ小集団指導の準備を進めていました。グループによっては春休みを利用し媒体作製を行っている姿を目にしました。2年生になり本格的に媒体を使用し、劇の練習や歯磨き指導の練習を開始しました。それぞれのグループで6月1日の初日に向けて直前まで一生懸命練習を重ねていました。
 そして、いよいよ6月1日の初日を迎えました。初日は小学校への引率をさせていただきました。学生達は指導開始時間までとても緊張をしており、控え室ではセリフ合わせや、歯磨き指導の練習を時間の限り行っていました。いざ本番では、緊張しながらではありましたが、劇や歯磨き指導を行っている学生の姿は堂々としており、1人1人丁寧に子供達に向き合っていました。小集団指導終了後は反省会を行い、その中で出たアドバイスをもとに改善し、次の日に向けて試行錯誤しながらより良い指導ができるよう努力していました。
 6月4日の明石市歯科医師会開催の口腔保健のつどいでは、一般の参加者を対象に集団ブラッシング指導、フッ化物塗布の補助、歯科健診・健康相談の補助を実習させていただきました。初めは自分たちから誘導や声掛けをすることに戸惑いがありましたが、少しずつ緊張がほぐれ教員からの指示を待つことなく自分達から動けるようになっていました。このイベント参加を通して、歯の大切さについて伝えたいことや聞いてもらいたいことを一般の参加者に伝える難しさを感じていました。また、それと同時に自分の思いが伝わった時の喜びも感じることができました。
 小集団指導を終え学院に戻って反省会を行いました。それぞれさまざまな場所でアドバイスをいただいたり、学ばせていただいたことがたくさんありました。話す時の表情や伝え方、対象者とのコミュニケーションの図り方など、今後の課題として残した学生もいましたが、無事に小集団指導を終えたことで学生は大きな達成感を得たようです。
 この実習を活かし今後の学校生活、そして3年次の臨床実習本実習に向けて成長できるように私たち教員もサポートしていきたいと思います。
(専任教員 角田安佳梨)