2015年むつみ会研修会を終えて

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研修会風景

今だからこそ楽しく学ぼうOral medicine
-歯科衛生士がみるべき口腔内のポイント-

講 師

山根木 康嗣先生
(兵庫医科大学 病理学(機能病理部門)講師)

抄 録口腔は全身疾患の初発症状を示すことが多い。また口腔の慢性炎症性疾患が全身に及ぼす影響も明らかになりつつある。近年、我が国は高齢化が進み、種々の基礎疾患をもつ高齢者を診療する機会が増えてきている。歯科衛生士は口腔の慢性疾患の予防と治療に密接に係わっていることから、この社会的ニーズに伴って、さまざまな全身疾患に対する知識やその対応がこれまで以上に要求される。これらを包括的に学ぶことができる学問が病理学であり、基礎医学的側面と臨床医学・社会医学的側面の双方を併せ持っている。それ故、医療従事者にとって、切っても切り離せない学問である。この機会に楽しく、もう一度病理学を通して、病気の発生原因やその治癒に何が必要かを的確に判断できる知識を養い、informed consentにも繋げる事が出来るようになれば幸いである。
参加人数1名(うち学生5名(3年生① 2年生④)歯科医師①)

研修会の様子

お天気の良い日曜日・・・いろいろと予定がおありのところ60名におよぶ皆さんにご参加頂き研修会を行うことができました。今回は「病理学」をふまえた口腔内のポイントということで皆さん興味津々のご様子でしたが、学院講師の山根木先生の関西弁のトークに途中笑い声もありながら2時間弱があっというまでした。みなさん卒業しても新しい知識をGETしようと真剣に机に向かう姿は学生の頃とかわりませんでした。今回より学院のご厚意で教室での研修会開催になりました。改装された学院にみなさん「きれぇ~」と連発でした。

来年はどんな研修会にしようか理事では今回のアンケート結果を踏まえ検討に入っております。来年もみなさんご参加くださいね。

感 想

アンケート結果(一部抜粋)

  1. 研修会の内容はいかがでしたか?
    わかりやすかった(46)
    わかりにくかった(6)
    どちらともいえない(1)
  2. 研修会内容は明日からの診療に活かせそうですか?
    はい(46)
    いかせられるかわからない(10)
  3. 研修会で一番興味のあった内容
    高血圧
    全身慢性疾患
    糖尿病
    口腔ケア
    口腔粘膜
    白斑症

    腎疾患歯周病
  4. 研修会で今後取り上げてほしい内容
    歯周病(20)
    訪問歯科(22)
    保健指導(17)
    審美歯科(2)
    接遇(8)
    TMD(1)
    口腔ケア(1)
  5. ☆介護施設で口腔ケアを行う際、認知の方・PEGの方・指示の伝わらない方等困惑することが多いです。役立つ情報を希望します。
    ☆色々なお話が聞けて良かったです。全身疾患を理解しておくのはすごく大切だと思いました。先生の講義おもしろかったです。
    ☆研修会を増やしてほしいです。
    ☆学生以来の参加でした。自分の時間がとれるようになってきたので機会があれば参加したいです。(復職して2ヶ月になりました)
    ☆研修会のお知らせを可能な限り増やしてほしいです。
    ☆今回は久々の参加でした。
    ☆去年より仕事復帰し1年は少し経過しました。20年ぶりに復帰したくさん勉強すべきか少しずつわかってきました。たくさんありすぎて時間が足りませんが今日はとても勉強になりました。
    ☆15回生ですが、学生時代にSRPは詳しく習っていません。SRPについて痛くない、正しい知識を取り上げてほしいです。

♪ 貴重なご意見、ありがとうございました。今後の活動の参考にさせていただきます。

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山根木 康嗣先生

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