2012.05.16
悪い歯並びの原因は、さまざまです。
乳歯のかみ合わせが完成する2歳半ぐらいから学童期にかけて、指をしゃぶったり、唇をかんだり吸ったりする癖があると、出っ歯や開咬になることがあります。2歳位までの骨のやわらかい時期に、一方向ばかり向いて寝たり、ほほ杖をつく癖があったりする場合も、あごの発育が妨げられて歯が正しい位置に生えないことがあります。
乳歯は、永久歯が正しく生える場所を確保し、道しるべとなります。乳歯がむし歯になって早く失われると、隣の歯が動いて、永久歯が正しい位置に生えなくな ります。反対に、乳歯がいつまでも抜けずに残っていても、永久歯の生え方に影響を及ぼします。
永久歯をむし歯や歯周病などで失った後、そのまま放置しておいたり、歯周病などで歯の根っこがゆるんだりすると、歯が動いて歯並びが変わってきます。
歯の治療のための詰め物やかぶせ物が合っていない場合や骨折、外傷などでかみ合わせが狂うことがあります。発育期の栄養障害やホルモン障害なども原因にな ることがあります。やわらかいものばかり食べることによる、あごの発育不良が原因になることもあります。また、遺伝による影響や、胎児のときの母親の栄養 状態や生活習慣などが影響することもあります。
いつまでも丈夫で元気な歯でいるために今からでもできる事など正しい知識や最新の医療情報をご紹介いたします。
本会は、医道の高揚と歯科医学の進歩発達と公衆衛生の普及向上を図り、もって社会及び会員の福祉を増進することを目的とする。