2012.05.16

子どもの歯は、なぜ生えかわるの?

 乳歯は上下合わせて20本あることはご存じですね。乳歯は生後6か月ごろから生えはじめて2歳半から3歳くらいまでに生えそろいます。
一方、あごは乳歯列が完成した後も成長するので、歯とあごの骨の大きさに不調和をきたすことになります。これを修正するために、6歳ごろになると小さい乳歯から大きい永久歯へと置き換えられていくのです
さらに、乳歯の数の20本だけではあごの成長に追いつけないので、上下左右各2本(親知らずを含めると3本)の大きい歯が、あごの成長にしたがって奥の方に追加されていくと考えられています。
さて、いちばん最初に生えてくる永久歯は6歳臼歯と呼ばれるものです。永久歯の中でいちばん大きくて噛む力も強く、いちばん長く使わなければならない歯です。 でも、奥の方に生えてくるので気づきにくく、完全に生えるまで1年から1年半もかかるため、みがきにくくムシ歯になりやすい歯でもあります。汚れもたまりやすいので要注意。口の横から歯ブラシを入れて、ていねいに1本みがきしましょう。

生えてくる途中は他の歯より低いため、歯ブラシの毛がとどかない。

a1_101

お口の横から1本みがきをしましょう。

a1_102



お役立ち情報

いつまでも丈夫で元気な歯でいるために今からでもできる事など正しい知識や最新の医療情報をご紹介いたします。

ページトップに戻る