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自然豊かな兵庫県では、都心部から車を少し走らせれば
あふれる緑が待ち受けています。
コウノトリの郷公園にも、里山の魅力がいっぱいです。

24年がかりでコウノトリの繁殖に成功
古くから瑞鳥として愛されてきたコウノトリ。日本の特別天然記念物であり、兵庫県の県鳥でもあります。国内の野生のコウノトリは、昭和46年(1971)に但馬の地を最後に、姿を消しました。豊岡では昭和30年(1955)から保護活動が行われ、昭和40年(1965)からは人工飼育にも取り組んでいます。コウノトリの激減や孵化の難しさなど、苦難の時代が続きましたが、平成元年(1989)に繁殖に成功。現在、112羽が飼育されるまでになっています。

 コウノトリを野生に帰すには、エサとなるドジョウやカエルが生息できる田んぼや河川、巣となる高い木々が生い茂る山林などの自然環境が必要です。それは、人にとっても住みやすい環境といえます。「兵庫県立コウノトリの郷公園」はそんな自然の中に整備されています。


コウノトリを観察し里山の自然に出会える
約165ヘクタールの敷地は、コウノトリを繁殖させ、野生に帰す訓練を行う「コウノトリ自然孵化ゾーン」、コウノトリが野生に帰って巣を作り、生息するのに必要な環境が維持される「自然ゾーン」、人と自然のかかわりについて学ぶことができる「自然観察・学習ゾーン」に分かれています。

 一般に公開されているのは「自然観察・学習ゾーン」で、「センターゾーン」「自然観察ゾーン」「里山保全ゾーン」の3つで構成されます。

 「センターゾーン」には公開ケージとビオトープ、文化館があり、コウノトリが観察できます。「自然観察ゾーン」は散策路沿いにモリアオガエルの森、ホタルブクロが群生する丘、野鳥のすむ里山の森、ヨシノボリやオイカワがすむ小川などがあり、自然観察に絶好。「里山・保全ゾーン」は湿地と雑木林で、湿地ではダイサギなど見ることができます。雑木林の中にはクワガタ・カブトムシの森、シカ・イノシシ・ウサギのすむ森、キノコの森などがあります。

 園内は植物の宝庫でもあり、オオイワカガミやタチボスミレ、ヤマジノホトトギスなど、春から秋にかけて珍しい植物が見られます。


兵庫県立コウノトリの郷公園
TEL:(0796)-23-5666
〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128番地
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kounotori-bo/
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:00まで)
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)12月28日〜1月4日
入園料:無料
駐車場:30台(無料)